ある日、ふと手ぐしを通した髪の毛に異変を感じることはありませんか?
円形脱毛症はストレスや免疫系のトラブルが引き金になることが多い一方で
その予期せぬ発症は多くの人に衝撃を与えます。
本記事では円形脱毛症の症状や原因、治療方法などについて詳しく解説いたします。
円形脱毛症とは
円形脱毛症とは、名前の通り円形に髪の毛が抜けていく脱毛症です。
頭部に多数できたり、個々の脱毛箇所がくっついて広がったりする場合などもあります。
髪の毛が生えている部分と脱毛している部分の境目がくっきりと表れているため、わかりやすい脱毛症といえます。突然、髪の毛が抜けることがあり、痛みなどもないことから自分では気づかず他人からの指摘で気づくケースも多いのが特徴です。
急激にたくさんの髪の毛が抜けてしまうことから「もう生えてこないんじゃ…」と不安になりますが
治療を受けることで改善を図ることはできます。また症状の重度にもよりますが、円形脱毛症は数ヶ月の経過で自然治癒することもあります。しかし、脱毛が広範囲に及ぶ場合や再発した場合には治りにくいことから、やはり医療機関で根気よく治療を続けていかなければなりません。
円形脱毛症の特徴
円形脱毛症には特徴的な症状があります。以下の症状に複数当てはまる場合は円形脱毛症が疑われますので、早めに専門クリニックへ相談することをおすすめします。
初期症状
✅ 何のきざしもなく急に脱毛し始めた
✅ 頭部に地肌がみえる部分がある
✅ アトピー性皮膚炎、アレルギー鼻炎、気管支炎などのアトピー性疾患がある
✅ 爪に小さな凸凹がある
✅ 脱毛箇所が円形あるいは楕円形であり、髪の毛と脱毛箇所の境界がはっきりしている
進行中の症状
✅ 朝起きたら枕に抜け毛が数本以上ついている
✅ 脱毛している部分周辺の髪の毛を引っ張ると、簡単に抜け痛みもない
✅ 抜けた髪の毛根部分が細くとがっている
✅ 脱毛部分が徐々に広がっている
回復期の症状
✅ 脱毛部分の一部に産毛が生えている
✅ 脱毛部分に毛穴が点々とみえる
✅ 脱毛部分の周辺の髪の毛を引っ張っても簡単に抜けない
▼ 「抜け毛」について詳しくまとめた記事がありますのでこちらもご参照ください。
円形脱毛症の原因
現在、はっきりとした円形脱毛症の原因は不明です。
しかし、いくつか考えられている有力な説があるのでご紹介していきます。
① 自己免疫疾患
近年、円形脱毛症の原因として1番有力視されているのが自己免疫疾患です。
私たちの体には外部からの異物・侵入物を攻撃し、体を守ってくれる免疫機能が備わっています。その免疫機能に異常が発生し、免疫システムが自身の体を異物と誤認して攻撃するのが自己免疫疾患です。
円形脱毛症は自己免疫疾患の1つで、リンパ球が毛根を異物と間違え攻撃してしまうことで毛根が傷み、髪の毛が抜け落ちてしまいます。これが自己免疫疾患による円形脱毛症と考えられています。
② アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎や結膜炎、気管支ぜんそくなどをアトピー素因といいます。
円形脱毛症の患者さんのうち40%以上がアトピー素因を持ち、そして半数近くの家族にアトピー素因がみられることから関係があるのではないかと考えられています。
③ ストレス
これまでは「円形脱毛症といえばストレス」というイメージがありました。しかし現在ではストレスが原因に直結するのではなく、円形脱毛症を起こりやすくしてしまう間接的な要因として考えられています。
ストレスを溜め込むと交感神経に異常をきたす可能性があります。たとえば交感神経が活発になると血管の収縮が引き起こされ、髪の毛に栄養が行き渡りづらくなることから脱毛症の発症リスクが高まります。またストレスは自己免疫疾患の原因になりうるとも考えられています。
▼ 「薄毛とストレス」について詳しくまとめた記事がありますのでこちらもご参照ください。
円形脱毛症には5つの進行パターンがある
円形脱毛症には主に5つの進行パターンがあります。それぞれの特徴についてみていきましょう。
① 単発型 : 脱毛部が1カ所
円形の脱毛が1カ所に起こるケースを「単発型」と呼びます。
円形脱毛症のなかでは、もっとも軽度な症状で子供から老人まで幅広く発症します。
約80%の方が発症後1年以内に自然治癒すると考えられていますが
後述の「多発型」に進行することがあるので、注意が必要です。
② 多発型 : 脱毛部が複数できる
円形の脱毛が2カ所以上発生するのが「多発型」です。
「単発型」から進行するケースが多く、治療をしても完治までは半年~2年程度かかるとされています。
複数の脱毛箇所が結合して拡大するケースもあります。
③ 蛇行型 : 後頭部から帯状に脱毛
側頭部から後頭部の生え際が帯状に脱毛するのが「蛇行型」です。
脱毛した部分が蛇行しているように見えることから「蛇行型」といわれています。
「蛇行型」は通常の円形脱毛症よりも治りにくいとされ、傾向としては小児によくみられます。
④ 全頭型 : ほぼ全ての頭髪が抜ける
脱毛が頭部全体に広がってしまい、髪の毛がすべて抜け落ちてしまうケースを「全頭型」といいます。
症状が非常に重く、治療が長期に渡る場合が多いとされています。
そのため治療と同時にウィッグなどを使い、円形脱毛症と上手く付き合う工夫が必要となってきます。
⑤ 汎発型 : 頭髪だけでなく全身の毛が抜ける
円形脱毛所の中でも最も症状が重いのが「汎発型」です。髪の毛だけでなく、眉毛・まつ毛などの
全身の体毛がすべて抜け落ちてしまいます。治療が困難なため、医療機関での適切な治療が推奨されています。
円形脱毛症の治療方法
① 局所免疫療法
脱毛部分にかぶれを引き起こす薬剤を意図的に塗り、炎症を起こさせる治療法です。
円形脱毛症の原因として自己免疫疾患が考えられていることから、正常な免疫反応を起こさせる目的で行われます。
局所免疫療法で発毛が見られるなどの変化は認められていませんが、脱毛部分を小さくすることが期待できます。
蕁麻疹や湿疹、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある方の場合、症状が悪化するリスクがあるため慎重に検討する必要があります。
子どもにも適用され、治療期間は半年から1年ほどです。
脱毛部分が広めの患者さんに向けて治療が行われます。
保険適応外の治療です。
② ステロイド局所注射
ステロイド局所注射は、脱毛部位に直接ステロイドを注入する治療です。ステロイドには炎症や免疫機能を抑える働きがあり、高い効果が期待できます。しかし広範囲の円形脱毛症には向かないことや注射時には強い痛みを伴うこと、また注射部位が陥没する場合があるため注意が必要です。
主に単発型・多発型の患者さんに対して行われます。
副作用を考慮し、子どもに対しては使用しません。
③ ミノキシジル服用による治療
ミノキシジルは唯一「発毛効果」が認められている成分です。
一般的にAGA治療において使用されており、頭皮の血行を改善し、髪の毛を作る毛母細胞の働きを
活性化させることで発毛を促す効果があります。
ミノキシジルの発毛作用は円形脱毛症の治療にも効果が期待できます。
④ ウィッグ(かつら)の着用
円形脱毛症が進んでいる場合、長く付き合わなければなりません。
ウィッグを着用すると、紫外線のような外的要因から頭皮を守る働きがあったり
脱毛部分を人に見られるストレスを予防できます。
子どもの場合、ストレスが原因なことがあります。
子どもでなくともストレスを軽減することは非常に大切です。
▼ 「ミノキシジル」について詳しくまとめた記事がありますのでこちらもご参照ください。
まとめ
円形脱毛症は、誰にでも突然訪れる可能性があり、その原因や症状、進行パターンは人それぞれです。ストレスや免疫系の異常が引き金となることが多いこの症状は、見た目の変化だけでなく、精神的な負担も伴います。円形脱毛症、またはAGA(男性型脱毛所)が疑われる方は、まずは専門クリニックで適切な診察を受け原因を突き止めることを推奨します。
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